Chapter 7
三分後、教会の扉が勢いよく開かれた。
冷たい風が吹き込み、蝋燭の炎が大きく揺れた。
牧口健一は入口に立っていた。顔は青ざめ、目の奥は血が滴りそうなほど赤かった。
その背後には牧口桃枝がいた。淡い色のドレスを着て、腹を押さえ、涙に濡れた顔をしていた。
参列者たちはざわめいた。
牧口健一は一歩一歩赤いバージンロードを進み、視線を私と粂田秀洋の握った手に釘付けにした。
【彼女は本当にやった。】
【皆の前で俺を裏切った。】
【殺す。今すぐ。】
彼の手が腰に伸びた。
私は警告する必要もなかった。
粂田秀洋はすでに一歩前に出て、私の前に壁のように立ちはだかった。
「牧口健一。」粂田...
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