第251章 道中で足止めされる

朝の光が車窓から差し込み、橘凛の冷ややかな横顔にまだらな光と影を落としていた。

彼女は控えめな黒のセダンを運転し、虚飾に満ちた橘家の別荘地を後にして、あるグループの拠点へと向かっていた。

プロメテウス・チームを離れてからしばらく経つ。その間も暗号化された通信ルートで進捗は把握していたが、やはり新型兵器の完成度をこの目で直接確かめておきたかったのだ。

車は郊外のやや寂れた道路へと入っていく。両脇には古びた工場や薄汚れた植え込みが並び、歩行者も対向車もほとんど見当たらない。

橘凛は習慣づいた鋭い視線で、周囲の状況を警戒しながら見定めていた。

車が交差点に差し掛かろうとした、まさにその時...

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