第69章

担任は眉をひそめ、善意から釘を刺した。

「松山先生……あなた、もう少し性格を丸くしたほうがいいですよ。今回の子は、いつもと違いますから……」

そのとき、チャイムが鳴った。

松山先生は教科書を手に取り、きっぱりと言い放つ。

「私の目には、どの生徒も平等です。身分の高い低いなんて関係ありません。すべては成績で判断します」

言い切るなり、彼女は誇らしげに踵を返して去っていった。

残された先生たちは、言葉を失う。

――平等?

松山先生の言う「平等」とは、結局「点数がすべて」という意味だ。英語が90点に届かない子は最初から眼中にない。点数による露骨な線引きだ。

「そのうち自分で自分の...

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