第111章 自業自得

前回は音楽で勝負を吹っかけてきたと思ったら、今度はジュエリーデザインだ。

考えるまでもない。裏で「手を貸してる誰か」がいる。

その誰かが、いったい誰なのか。

……ああ、難しい。実に難しい。

月岡古雅が黙っていると、キャサリンは勢いづいてさらに踏み込んできた。

「なに? 怖くなった? 勝負できないの? だったら認めなさいよ。レーシングもできて、商売もできて、音楽も分かって、デザインまでできる人間なんて、世界にいるわけないでしょ。全部、作り上げたキャラよ。人を騙して稼いでるだけ」

言い終えた瞬間、会場のあちこちで同意の空気が生まれた。

「私もそう思う。月岡古雅みたいなの、現実味なさ...

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