第21章 とことん付き合う

湯気の立つ薬膳スープは、ほのかな生薬の香りをまとっていた。口に含むと、どこか苦い。

小林華絵は喉をこくりと鳴らし、器いっぱいの薬膳スープを飲み干す。しばらく待ってみても、身体におかしな反応はない。ただ、じんわりと全身が温まった気がした。

「ほらね。なんにもないじゃない」

華絵は器を置き、まだ落ち着かない様子の小林瑛太を横目で見てから、相沢千夏へ視線を移した。

「千夏さん、これで安心できた?」

相沢千夏は肩をすくめ、申し訳なさそうに笑う。

「私の考えすぎだったみたい。疑ってごめんね。でもさっき食事したばかりで、いまは入らないの。飲みたくなったときにする」

その言葉に、瑛太は内心で...

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