第17章

どうやら二人は、仕事の都合で一緒に食事をしているだけらしい。そこに男女の気配は、まだない。

けれど、それでも西原七海の胸はざわついた。

今はまだ、ただの同席にすぎない。では、これが長く続いたら――。

このまま二人を同じ場所に置いておけば、いつか互いに情が移るかもしれない。そうなれば、西原雨子があの夜のことを藤原英世に打ち明ける可能性は、決して低くなかった。

駄目だ。

今のうちに、二人の繋がりを断ち切らなければ。

西原七海はチャーハン専門店の中にいる二人をじっと睨みつけた。きゅっと奥歯を噛みしめ、そのまま忌々しげに踵を返し、車へ戻る。

助手席に置かれたしわだらけのギフトバッグが、...

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