第40章

彼女が裏で何か手を回した、とでも思われるだろうか。

西原七海はあっけらかんと笑った。

「気にしなくていいよ。戻ってきてくれたら、こっちも助かるし。私、今は研究センターと本社を行ったり来たりで、毎日へとへとなの。有希がいてくれたら研究センターのほうは任せられる。これからもプロジェクトの実務はあなたが担当、で、本社とのやり取りは私が表に出る。どう?」

西原雨子は唇を噛んで、小さく頷いた。

「うん……お姉さんの言う通りにする」

七海がそこまで言うなら、これからは研究センターに籠もるしかない。

……藤原英世に、本社で顔を合わせる機会も、もうないのかもしれない。

七海との話を終えると、雨...

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