第41章

西原雨子は写真を見つめたまま、どうしても自分と藤原英世が釣り合うようには思えなかった。

けれど、認めざるを得ない。

写真そのものは、とても綺麗だった。

彼女はそっと写真をしまい込む。

ちょうど片づけ終えたところで、不意に部屋のドアが叩かれた。

西原雨子はきょとんとしてから立ち上がり、扉を開ける。

立っていたのは西原七海だった。顔にはいつも通りの笑みが浮かんでいる。けれど、その目にはほとんど笑みが宿っていない。

「お姉さん……何か用?」

西原雨子は少し間を置いてから、ためらいがちに尋ねた。

「そういうこと。明後日、藤原様が産業パークの企業誘致商談に行かれるの。そのとき、あなた...

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