第7章

翌日、西原雨子は欠伸を噛み殺しながらデスクで資料に目を通していた。

そこへ岡村宮子がやってきて、箔押しの入ったやけに凝った特注の招待状を、そっと雨子の机に置いた。

「雨子さん、さっき加藤助手がこれを持ってきました。明日の夜、共同プロジェクトの責任者として藤原様に同行して、協業晩餐会に出席してほしいって」

西原雨子は一瞬きょとんとして、招待状を手に取って眺めた。

……なんだろう。これ、誰かの無言の張り合いみたいに見える。

会議には出ない。だから今度は逃げ道を塞ぐように、晩餐会の招待状を送りつけてきた――そんな感じだ。

雨子は小さく苦笑した。

これでは、もう言い訳も立たない。断れな...

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