第103章

「大島部長、ご安心ください」

しばらくしてから、田中尚哉は無理に口角を上げた。

「星海グループの技術力は周知のとおりです。3か月以内の適配完了、問題ありません」

「それなら結構」

大島莉理は小さくうなずき、青山大輔へ視線を移す。

「青山大輔、午後に技術連携の詳細リストをまとめて、星海グループ側の技術責任者へ送って」

「承知しました」

そこからの2時間は、徹底して実務的な技術協議になった。

大島莉理が見せる専門性は、同席者の誰もが内心驚くほどだ。星海グループの既存アーキテクチャを手のひらの上で転がすように把握し、指摘する改善点はことごとく、弱点の急所だけを正確に突いてくる。

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