第37章

ベッドに横たわる藤原司は、陽光を浴びる彼女の横顔を見つめ、不意に胸の奥が締め付けられるのを感じた。手綱を失ったようなあの不快感が、かつてないほどの強さで再び襲いかかってくる。

床から天井まである窓から差し込む光が、オフホワイトの絨毯に明暗の境界線をくっきりと引いていた。

沈川澪はもう藤原司を見ようともせず、まっすぐクローゼットへ向かい、スーツケースの中から洗練されたデザインの淡い黄色のワンピースを取り出した。

ベッドに背を向け、バスローブを脱ごうとしたそのとき――背後に重たい影が落ちた。

いつの間にかベッドを抜け出した藤原司が、裸足のまま音もなく背後に立っていたのだ。

沈川澪が悲鳴...

ログインして続きを読む