第147章 三年後、空港での再会

白川ゆらの脳内で、激しい警鐘が鳴り響いた。彼女は九条時夜の腕を強く掴み、涙をさらに激しく溢れさせた。

「時夜、怖いの。お願い、そばにいて……」

「ああ、ずっとそばにいるよ」

 彼は彼女の背中を優しく叩いた。その低く穏やかな声は、これまで彼女が見たこともないほど優しいものだった。

 だが、彼がそうであればあるほど、白川ゆらの胸中は不安で満たされていく。

 病院に到着すると、白川ゆらはすぐに救急救命室へと運ばれた。

 しかし、九条時夜は外で待つことはしなかった。彼はすぐさま秋月雫の姿を探し始めたのだ。高杉蓮の言葉など信じない。一文字だって信じるものか!

「彼女の遺体はもう火葬場へ送...

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