第202章 刺激に耐えられない

秋月雫は言葉を失った。

 二秒ほどの間、彼女は自分の頭がおかしくなったのではないかと疑ったほどだ。

 それほどまでに、目の前の男は悪びれる様子もなく、あまりに堂々としていたからだ。

 呆気に取られている彼女よりも先に、警察官が警棒で椅子をガンと叩きつけた。

「静かにしろ! 法を犯しておきながら、何という言い草だ。俺たちを何だと思ってるんだ!」

 その叱責で、秋月雫の心もようやく落ち着きを取り戻した。

 彼女は、まだ不服そうなチンピラを見据えて問いかける。

「誰に頼まれて私を襲ったの?」

 男は明らかに彼女を無視しようとしている。

 代わりに、警察官が丁寧な口調で説明を始めた...

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