第33章

葵は少なくとも二十組のテストケースを設計する必要があった。パケットロス率の最小値から最大値までの全区間を網羅し、さらに各ケースで異なる通信路変動周波数をシミュレートしなければならない。

再びキーボードに指を乗せる。

テストケースのコードはコアアルゴリズムより単純だが、その分煩雑で、根気と正確さが求められる。

葵は一つずつ着実に書き進めていった。

第一組、パケットロス率0.5パーセント、通信路変動周波数0.1ヘルツ。

第二組、パケットロス率2パーセント、通信路変動周波数0.5ヘルツ。

第三組、パケットロス率5パーセント、通信路変動周波数1ヘルツ。

第十五組まで書き終えたところで、...

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