第48章

『ターゲットは毎日18:00から18:15の間、地下駐車場Bエリアにて単独で配車を待機。護衛なし』

その一行が、静かに紙の上に横たわっている。

春の顔色はこれ以上ないほど険しかった。

葵はすぐには口を開かなかった。

彼女は数枚のプリントアウトされた紙を、一枚ずつめくっていく。

防犯カメラの配置図。

地下駐車場Bエリア。

三つの赤い丸。

一つはエレベーター出口右側の耐力柱の裏。

一つは非常階段の曲がり角。

そしてもう一つは、彼女がいつも配車を待っている位置から後方へ二メートルの地点。

極めて詳細にマーキングされている。

監視カメラの画角までが、ご丁寧に破線で描き込まれて...

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