第11章

 自分でも、今の考えにはぎょっとした。

 何も知らずに俺の腕の中で小さくなっている宮沢詩音を見下ろすと、口元にふっと満ち足りた笑みが浮かぶ。

 しばらくして、俺は手を伸ばし、彼女の肩を抱き寄せた。そのままきつく腕の中へ閉じ込める。行き場のない大きな手は、いつも通り、彼女の胸をしっかりと包み込んだ。

 この寝方は、俺の癖だ。

 妙に安心する。

 そうしてほどなく、俺は深い眠りに落ちていった。

 朝、目を覚ますと、宮沢詩音はもう着替えているところだった。薄く目を開けて見やれば、彼女の体には、昨夜俺が残したキスマークがあちこちに散っている。

 たぶん、昨日の夜にやりすぎたせいだろう。...

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