第六章

もはやジュヌヴィエーヴの姿は見えなくなっていたが、マッテオは彼女から目を離すことができなかった。彼女が自分のオフィスをちらりと覗き込み、その全身が硬直するのを見守る。その理由は理解できた。何時間も前にジェイダが到着するのを見ていたからだ。あの青い瞳の自然の猛威と対峙するのに、より緊張しているのは果たして自分か、それともジェイダか。エレベーターでの一件を目撃した後では、見当はついていた。自分はもう緊張などしていなかった。彼女と対決するのが待ちきれないほどだった。

彼女がオフィスへとずかずかと入っていき、姿が見えなくなると、彼はまだ彼女に対して何らかの所有権があると信じ込んでいる男へと意識を戻し...