第412話

「あなた」と私は息を呑み、サラが熱心に頷き始めるのを見て驚嘆する。でも私はただ不思議そうに首を振る。「あなたが私たちに警告してくれた人だったのね—私たちにあのメモを残して—」

そして私の目は即座に数フィート離れたところに立ち、警戒しながら私たちを見つめるコナーに向けられる。彼の腕の中ではレイフが眠っている。

サラの視線も私のものを追う。「彼なの?」と彼女は囁く。「あの小さな赤ちゃん?」

「あれが王子様?」ジェシカがベッドで身を乗り出して尋ねる。「あぁ—彼のことはたくさん聞いていたわ—」

でも私はすぐに立ち上がり、コナーに近づいて我が子を受け取りながら、コナーがレイフを私の腕に移すとき、...

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