ゲット・ユア・ガール

サイラス

停学になって、一日中つがいを口説いていられるなんて、運命がくれた最高の贈り物――そうなっていたはずだ。あの頑固な女が、セインの執務室から恋煩いの子犬みたいに全力疾走で戻ってきた俺を、ちゃんと部屋で待ってさえいてくれたなら。……いや。いない。消えていた。跡形もなく。俺の小さなファイアボールは、とっくに現場から逃げ出していた。

俺はベッドの端にどさりと腰を下ろし、両手で顔をこすった。暴走する思考を、なんとか「計画」って形にまとめようとする。今朝のキスは、とんでもなかった。魔法みたいで、頭が溶けるようで。いったん味わったら、他の女じゃ一生満足できなくなる類のやつだ。あとは、彼女がまた逃...

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