私はこのいまいましいケージが嫌いです

アイラ

くそったれなこの部屋の真ん中に立った瞬間、頭の中がぐるぐると回りはじめた。こんなときこそセインがここにいて、脳内で絡まり合う感情のクソみたいな塊をほどくのを手伝ってくれたらいいのに。絆は、遠くにいる彼の気配に合わせてかすかに震え、しっかりした錨みたいに私をつなぎとめてくれてはいる。けれど、腕の中に抱きしめられるのとも、耳元で声を聞くのとも、まるで違う。私の狼――アラマナは体の内側で落ち着きなく歩き回り、せり上がる感情の嵐と、この場所が引きずり出してくる記憶の匂いをむさぼっていた。

「怒りを見つけて、それにしがみつきなさい。他のゴミに意識を向けない。何の役にも立たないわ」背後のどこ...

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