一生懸命編むよ。

アイラ

自分の考えから気を逸らしたかった。ある瞬間は自信満々で自己肯定感に満ちているのに、次の瞬間には自己不信と不安でぐちゃぐちゃになる。だから私は今、私たちの寝室兼巣になっている部屋の隣にある、空っぽの寝室にいる。私たちの子狼ちゃんの部屋を計画するためだ。ただ、私は優柔不断だし、セインは全く当てにならない。

「こっちの壁に、小さな森の動物たちを描くのはどうかしら?」私は部屋の真ん中に立って、目を細めたり、くるりと向きを変えたり、歩き回ったり、考え込んだりしているけれど、まだどうしたいのか決められずにいる。

「絵が描けるのか?」セインは片眉を上げて、いぶかしむように私の方を向く。

「た...

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