ディックスレイヤーズの本拠地、ミッドナイトパックへようこそ...

セイン

アイラがソーンのイチモツを切り落としたのを見た時、俺は誇らしさと恐怖を同時に感じた。考えれば考えるほど、彼女をあの場所に連れて行くことには完全に反対だった。だが、彼女は人生で多くの決断を奪われてきた。この決断まで彼女から奪いたくはなかったのだ。

しかし、まさか彼女がソーンにそのイチモツを食わせて窒息させることになるとは思わなかった。

俺と、俺の周りの人間の間にある種のパターンが見え始めてきた。俺たちはゼロから一気に常軌を逸した状態になることがある。だが、俺が救い出したあの臆病な子狼が、アルファにそのイチモツを食わせるようになるとは、夢にも思わなかった。

なかなかに誇らしい気分だ...

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