ドゥーオーバー

セイン視点

俺は今、自室の中を歩き回り、髪を掻きむしりながら、リトル・ウルフと交わしたメッセージについて思いを巡らせている。俺は彼女からファーストキスを奪ってしまったというのに、彼女は気にしていない。俺がもっと自制心を保ち、あんなに自分勝手に行動していなければ、彼女はまだその経験を取っておけたはずだ。彼女には、自らの意志で、さらに言えば、もっと情熱的にその経験を味わう権利があったのだ。後悔しているとは言えない。罪悪感はあるが、後悔はしていない。そのことばかり考えてしまう。ただ、もっとちゃんとした手順を踏めばよかったと悔やまれる。時間をかけて、もっと隅々まで味わうべきだった。

彼女にキスをす...

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