ラスティ・ムーンズ

アイラ

彼は私の目の前にある毛皮の上に座り、声を立てて笑った。「一体全体、あのホールケーキをどこにしまったんだ? しかもたったの1時間で」

私は彼に微笑みかけ、最後の一口が乗ったフォークを差し出した。彼は身を乗り出し、フォークから直接ケーキを口にくわえ取ると、私の芯まで響くような低い唸り声を漏らした。

「美味しいケーキだな」私は食べ終えると、ケーキの皿を毛皮からどかし、再びセインを見上げた。緊張し始めているのがわかる。どこを見ればいいのかわからない。彼の腹筋? それとも美しい瞳? えくぼ? 今の私は、きっとトマトのように真っ赤になっているはずだ。

「俺がいない間、ここで一人で座っている...

ログインして続きを読む