ワン・ナイト

エイラ

ソファでセインと並んで座るのは、思っていたほど居心地が悪くない。彼のそばにいることが不思議なくらい自然で、それなのに彼が私に想いを募らせていると聞かされるのは、受け止めきれないほど重い。私たちのあいだに強い引力があることは、私自身わかっている。

私も感じているし、彼も同じだ。けれど「運命のつがい」がいる以上、私たちは決して結ばれない。

セインは、私の運命のつがいについて「可能性」という言葉を繰り返す。見ず知らずの相手が、運命のつがいを感じたなどと嘘をつく理由が私にはわからない。今の私の人生は出来事の連続で、まるでジェットコースターだ。もう降りたい。手に負えない。セインに家族がいな...

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