ゾンビシフター

セイン

顔を上げると、アイラの美しい青緑色の瞳が目に入った。ただし、それは狼の姿のまま爛々と輝いている。昨夜、俺はリトルウルフの寝室の壁にもたれて眠りに落ち、彼女は一晩中、狼の姿のままだった。アラマナが主導権を握っているのは感じ取れるが、どうすれば彼女を説得してアイラに手綱を渡し、俺たちの番いの絆を修復できるのか、見当もつかない。彼女のそばにいるというのに、胸には疼くような痛みがあった。

絆が、永遠のものになりたがっている。

俺の番いが欲しい。

ただ、彼女にも俺を求めてほしい。

俺は体を伸ばし、アラマナの頭に向かって手を差し出した。彼女は牙を剥いて見せたが、唸り声は上げない。これは進...

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