アンバランス

*スパイシー・チャプター*

セイン

運命。

それは気まぐれなものになり得る。だが今、リトル・ウルフの濡れそぼり、輝く美しい秘所を見つめながら、俺は正直に言える。運命には一生の借りができたと。

これほど強く、それでいて自分ではその強さに気づいていない、彼女のような伴侶(メイト)を与えてくれたのだから。これほどまでに魅力的でありながら、彼女自身は全く無自覚だ。運命は俺を彼女の指先で転がし、彼女の心へと織り込んだ。そのことに対して、俺は永遠に感謝するだろう。

「アイラ、お前を痛めつけるのは好きじゃないが、跪いてご機嫌をとるのは嫌いじゃない」

俺はそう言い、掠れた声と共に、彼女の温かい熱源の...

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