エイラ・ナイト

アイラ

私は驚いてセインに顔を向けた。ミッドナイト・パックのつがいの儀式を見るのは初めてだったが、まさか自分で気の利いた言葉を準備しなければならないとは思ってもみなかった。言いたくないわけではない。けれど、自分でもまだ整理しきれていないこの感情を、皆の前で口にするのは、あまりにも無防備すぎる気がしたのだ。

きっと、私はただ単に照れているだけなのだろう。だが同時に、胸の奥で温かく羽ばたくような、期待に満ちた興奮も芽生え始めていた。セインとつがいになって以来、私はずっと夢見心地でフワフワと歩き回っているような状態だ。絆を通して、彼の圧倒的な幸福感が穏やかな陽光のように脈打って伝わってくる。だが...

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