第426章

 安田延司は頷いた。「前に、時也叔父さんが言っていたのを覚えているか? ドジばかり踏むアシスタントを雇ってしまったと。口では文句を言いながらも、追い出すどころか手取り足取り仕事を教えているらしい」

「今回、その子が大きなトラブルを起こしてな。時也叔父さんが自ら海外の本社へ戻って処理しなければならなくなった。それでお前の件が後回しになったというわけだ」

 秋山棠花は目を丸くした。

 以前から、時也叔父さんはあのアシスタントを庇いすぎだとは思っていたけれど、まさか本気だったなんて。

 時也叔父さんが抱える弁護士団といえば、国際的にもその名を轟かせる精鋭揃いだ。

 彼らの時間は、それこそ...

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