第452章

「藤原社長、まさか……本当なのですか?」

 高橋久弥は、まさか自分が海外に出ているわずかな間に、すべての処理を終えて帰国するよりも早く、社長がその座を追われることになろうとは夢にも思っていなかった。

「ですが、そんな馬鹿な。貴方様は大旦那様が直々に選ばれた後継者ではありませんか。それがなぜ、こうも突然解任だなんて」

 それに対し、藤原光弘はただ淡然と笑みを浮かべるのみだった。

「高橋。この世に不可能なんてものはないんだ。それに、グループの実権を握っているのは依然として祖父だ。あの人が後継者を変えたいと言えばそれまでだ。大したことじゃない」

 過ちを犯したなら、認めるしかない。

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