第546章

安田延司が去った後、秋山棠花は自室に閉じこもった。

暗躍する者たちの目を逃れ、どうすれば真の意味で藤原家の力になれるのか。彼女は今後の立ち回りについて、じっくりと思考を巡らせる必要があった。

どこを突破口にすべきか頭を悩ませていたが、自らが取った今の行動が仇となり、どの計画も堂々と実行に移せそうになかった。

なぜあんな投稿を、一時的な感情に任せて発信してしまったのか。秋山棠花は再び己の浅はかさを呪った。

そのせいで、自分の本来の立場を利用してネット上で何かを発言することすら、今はもうできなくなってしまったのだ……

彼女のたった一言すら曲解し、藤原家への誹謗中傷に利用する輩がいる。こ...

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