第556章

だが、秋山棠花の気を引いたのは、高橋久弥の言葉の裏に隠された核心。

藤原光弘がそこまで執着する番号なのだ。藤原家の危機において、極めて重要な役割を果たしているに違いない。その持ち主さえ割り出せば、これまで裏でエイドリ家に手を貸してきた黒幕に辿り着けるはず。

それは同時に、エイドリ家が藤原家を潰すために裏でどんな工作を仕掛けてきたか、間接的な証明にもなる。

「で、藤原光弘はその番号をどこから手に入れたって言ってたの?」

秋山棠花は単刀直入に核心を突いた。

高橋久弥は眉をひそめた。

「藤原社長からこの一件を任された際、ただ『早急にこの番号の出所を調べろ』とだけ命じられまして。どこから...

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