第558章

メッセージを確認し、ようやく胸をなでおろした秋山棠花は、リビングのソファに一人腰を下ろした。ガランとした家全体が、ひどく空虚に感じられる。

あんなに賑やかだったこの場所にも、今はもう自分しかいない。

ゆっくりと目を閉じ、高橋久弥が口にしていた『楠田青』という人物について思考を巡らせた。

どうにも、何か重要なことを見落としている気がしてならない。

高橋久弥が人を派遣して彼の行方を追っているのなら、自分だってこんな所で手をこまねいている場合ではない。せめて、その素性くらいは洗い出しておかなければ!

そこから、何か別の糸口が見つかるかもしれないのだから。

その時、棠花の脳裏に不意にある...

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