第569章

「分かったから、先に出てて。着替えるから」

秋山棠花は頬を赤らめながら、藤原光弘を軽く押し退けた。薄いシルクのネグリジェ一枚しか身にまとっておらず、全身に刻まれた生々しい痕跡は直視できないほどだ。これ以上、彼の『興味』をそそるような真似は絶対にごめんだった。

自分を猛獣か何かのように避ける彼女を見て、藤原光弘は仕方なさそうに首を横に振った。

ただ照れているだけだと分かっているからこそ、彼女にプレッシャーを与えたくなかったのだ。

「ああ、外で待ってる」

秋山棠花が着替えを済ませて出ると、ソファの前の小さなテーブルには、すでに彼女の好物がずらりと並べられていた。

外にはすでに、何人た...

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