第789章

「それに、夫婦のあり方が必ずしも他と同じである必要はないと思っている。君は君だ。俺はそんな君が好きなんだから、君が何をしようとしまいと、俺たちの関係には一切影響しない」

「君には自分のキャリアがあり、得意な仕事がある。それこそが君のやるべきことだ。他人の心ない一言に振り回されるな。こんな些細なことで俺たちの絆が揺らぐことはないと、もっと信じていいんだ」

安田延司の突然の言葉に、佐藤玲はそのまま呆然と立ち尽くした。

口をパクパクとさせ、ようやく心からの思いが漏れ出た。

「ああもう、旦那さん……今の、すっごくかっこよかった」

「もう一回言ってくれる?」

「録音しておきたい……」

た...

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