第63章 2日間の猶予をやる

考えれば考えるほど背筋が冷え、辻本雨妃は堪えきれずに涙をこぼした。

ママが泣いたのを見た瞬間、透の顔に明らかな動揺が走る。

「ママ、ごめんなさい……もう二度としないから。泣かないで」

透の目尻まで赤くなっているのを見て、雨妃は腹が立つのに胸が痛んだ。

大きく息を吸い、必死に落ち着こうとする。

「……じゃあママに言って。どこに行ってたの?」

けれど透は唇をきゅっと結んだまま、答えない。

黙り込む息子に、雨妃の苛立ちが噴き上がる。手を上げて、小さなお尻をぺしん、と二回叩いた。

「どうして言わないの! 反省したって言ったでしょ!」

透は唇を噛み、涙を溜めたまま、それでも口を開かな...

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