第68章 3日間の猶予をやる

「母さん!」

立花時安は眉をひそめ、不機嫌そうに声を荒げた。

「なんで来たんだよ」

「時安の子どもを連れて認知しに来た人がいるって聞いたのよ。そりゃ見に来るに決まってるでしょ」

立花母はそう言うと、小さな男の子の手を取って引き寄せ、痩せた肩や細い腕に目を落として胸を痛めた。

「……この子、どうしてこんなに痩せてるの? ちゃんと食べさせてもらってないの?」

その言葉が落ちた瞬間、立花時安の視線が氷のように鋭くなり、江口若葉を射抜いた。

江口若葉は眉を寄せ、きっぱりと言い返す。

「私じゃないです。おじさんとおばさんに言ったのは私じゃない」

だが立花時安は、明らかに信じていない顔...

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