第62章

『二人が、元気で無事に大きくなりますように!』

オンリーがはしゃいだ声を上げながら、誕生日帽を二人のちびっ子の頭にちょこんとのせた。

すると穹がいきなりオンリーにぎゅっと抱きつき、その頬にちゅっとキスをする。

『ありがとう、オンリーお父さん。今日は私とお兄ちゃんと、あんなにいっぱい遊んでくれたもん』

思いがけないご褒美に、オンリーは目を丸くした。

『うわっ、なにそれ、可愛すぎるだろ』

そう言って穹をひょいと抱き上げ、そのままくるくると何度も回る。

その光景を、水宮雪音は嬉しそうに目を細めて見つめていた。

『さあ、早く座ってケーキを食べましょ』

水宮雪音は足もとに気をつけなが...

ログインして続きを読む