第63章

「ママ、スマホ鳴ってるよ。村坂おじさんからじゃない?」

穹はぱたぱたと歩み寄り、見慣れたアイコンを見た瞬間、ぱっと顔を輝かせた。

「ママ、本当に村坂おじさんからビデオ通話だ!」

穹はすぐさま通話をつなぐ。

「穹ちゃん、お誕生日おめでとう。叔父さんからのプレゼント、気に入ってくれたかい?」

スマホの画面に村坂博の顔が映し出される。彼は笑みを浮かべたまま、穹を見つめていた。

穹はたちまち口元をゆるめる。

「うん、気に入った! やっぱり村坂おじさんがくれたんだって思った!」

「ママは?」

穹はふんと鼻を鳴らし、不満そうに唇を尖らせた。

「村坂おじさんって、頭の中ママのことばっか...

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