第66章

水宮雪音は数日家で静養し、体調はすっかり回復していた。

七海はわざわざ滋養のあるスープまで煮込んで、雪音の身体を整えようとしてくれる。

それを見た瞬間、水宮雪音は大きく息を吐いた。

「……また飲むの?」

ここ数日、十分すぎるほど飲まされている。このままじゃ太る。

「アヤメ姐、先生がちゃんと療養しろって言ったでしょ。じゃないと傷がぶり返すよ」

七海は真面目な顔でそう言うと、雪音の器にさらにスープを注いだ。

水宮雪音は抗えず、渋々それを飲み干す。

七海は空になった器を大事そうに抱えて、部屋を出ていった。

数日取っていた休みも終わる。水宮雪音は研究所へ戻ることにした。

ところが...

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