第40章 血筋が途絶える

杉浦杏奈は、灰原仁司が手配したホテルで二泊し、二日目の夜になってようやく杉浦家へ戻った。

リビングには全員が揃っていた。藤原智彦もいる。彼は陰気な顔で、まるで汚いものでも見るみたいに杏奈を睨みつけている。

真っ先に口を開いたのは杉浦啓介だった。

「杏奈……よくもノコノコ戻ってこれたな。持ってる株、吐き出せ。お前みたいなのが杉浦家の株主なんて認めねえ! そもそもお前は杉浦家の実の娘じゃないだろ。なんで株なんか持ってんだよ!」

杏奈は靴を揃え、室内へ上がると、涼しい顔で言った。

「物乞いって、家の中まで来るんだ?」

「てめえ!」

啓介が殴りかかろうと踏み出す。だが、杉浦陽向が視線ひ...

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