第111章キャラクター

「エラはいまだにえこひいきしてる。リリーにはいい話ばかり回して、俺には何もなしだ」

ジョシュアはソファにだらりと寝そべり、視線をデイヴィッドへと滑らせた。デイヴィッドは、リリーのことを少し気にしすぎているように見える。

「どこに行ってもあなたがいるんだから!この役はリリーのために用意されたようなものよ!」エラは笑みを浮かべてリリーを見た。

「リリー、こちらで助演女優が必要な企画があるんだ」デイヴィッドは台本を取り出し、リリーの前へ押し出した。「特殊な役でね――五年間昏睡していた患者が目を覚ます」

リリーは眉を上げ、プロットの冊子を開いた。

表紙には仮題として『目覚めの日』と記されてい...

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