第127章:変更

「そんなふうに見つめられると、まだ撮影してるみたいな気がしてくるの」リリーは深く息を吸い込み、言った。「あなたの顔って、その表情と合わさると、モニターの前にいる人をみんな虜にしちゃうんだから」

デイビッドは彼女の言葉に眉をすっと上げただけで、気軽に返した。「虜になるだけ? 君なら僕に夢中になると思ってたけど」

リリーはこらえきれず声を立てて笑い、軽く彼を押してから、からかうように言った。「自分大好きなんだね。見せてる顔とぜんぜん違うじゃない」

デイビッドはまったく気にした様子もなく、むしろ身を寄せてきた。指先が彼女の頬にかかったおくれ毛をそっと払う。その仕草は自然で、やけに親密だった。

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