第216章:対処しろ

ゾラはリリーの作り笑いに気づきもしないで、彼女が自分にぴったりの番組を薦めてくれたことを素直に喜んでいた。

時はあっという間に過ぎた。夕日が沈むのを眺めながら、リリーは率直に口を開く。「じゃあゾラ、また数日したら会いに来るね。今日これ以上あなたの休みを邪魔したら、義兄がたぶんもう来させてくれなくなるから」

「その口の達者なこと」ゾラは目尻に皺を寄せて笑った。「ふだんは大人しい子に見えるのに、案外おしゃべりじゃない」

リリーは視線を落とし、笑みを保ったまま言う。「ほんとにもう帰るね!」

「はいはい、行きなさい。番組のことは気にしないで、私からの知らせを待ってて。早く帰らないと、すっかり真...

ログインして続きを読む