第178章

イッカーは彼女をゆっくりと口づけ、その唇の甘さを味わった。慎重に彼女を回転させ、指先でボディスの紐をほどいていく。彼は優しく彼女の肩から袖をすべり落とし、柔らかく繊細な肌を露わにした。彼は彼女の首と肩に唇を押し当て、彼女の体を震わせるキスの跡を残していった。

彼女を再び向き合わせると、ドレスがゆるんで落ちそうになる中、もう一度深いキスで彼女の口を捉えた。ベッドへと彼女を導きながら、座るよう囁いた。タリアは従い、マットレスの端に腰を下ろした。イッカーは彼女の前にひざまずき、両手で彼女の膝を開いた。

「だめ」彼女は頭を振りながら言い、彼に手を伸ばして立ち上がらせようとした。「あなたがひざまずく...