第223章

高橋は目を見開き、彼の言葉に激怒して思わず汚い言葉を口走った。

「ふざけんじゃないわよ。あんたに庇ってもらう筋合いなんてない。あんたがいなくたって、自分の力で報復くらいできるわ」

そもそも最近の苦境は、すべて藤原が引き起こしたものだ。保護者ぶるのはやめてほしい。彼から離れれば、外には雨など降っていないことに気づくはずなのだから。

憤る彼女を見て、藤原は瞳を暗くし、無言のまま距離を詰めてきた。

ハッとして異変を察知した高橋は、背後に手を伸ばしてドアノブを探った。

だが次の瞬間、彼女は彼の胸元へと引き寄せられ、全身を拘束されて身動きが取れなくなった。

「ちょ、離して! 離しなさいよ!...

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