第20話

私の頑なな態度を見て、これ以上は無理だと悟ったのだろう。寧々はわざとらしく傍らで宥めに入った。

「和也、葵が手伝いたくないならいいの。彼女を困らせたくないし」

私は思わず鼻で笑い、容赦なく皮肉を放った。

「私が頷かないって分かってるなら、どうしてそんなに長々と話すの? 誰へのアピール?」

図星を突かれた寧々の顔色はみるみる険しくなったが、和也の手前、必死に怒りを押し殺している。

「葵、寧々はお前に頼み事をしただけだろ。そこまで突っかかる必要があるのか」

寧々が虐げられていると見て、和也がすかさず庇い立てする。

見事な連携プレイ。これではまるで、私ひとりが悪者みたいだ。

この二...

ログインして続きを読む