第23話

「今何時だと思ってる。モード・アトリエはそんなに処理する仕事があるのか」

和也の冷ややかな声が響いた。

私は顔も上げず、そのまま言い返す。

「あなたには関係ないでしょ」

和也は鼻で笑い、不機嫌そうな声を出す。

「こっちがずっと待ってたこと、わかってないのか」

藤原家の実家に住むことになってからというもの、和也は寧々を迎えに行くついでに私を乗せて帰るようになった。

「迎えに来てなんて、一度も頼んだ覚えはないけど。お祖母様へのアピールなら、私のためにやってるみたいな顔しないで。人に頼み事をするなら、それなりの態度ってものがあるでしょう」

和也が毎日私を送迎するなんて、心から進んで...

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