第6章

 俺は冷笑し、その健康診断の報告書を床に思い切り叩きつけた。

「あんたたちの可愛い娘が何をしでかしたか、よく見てみろ!」

 マーカスが身を屈めて報告書を拾い上げる。その数行の文字を見つめる彼の顔色から、みるみるうちに血の気が引いていく。

「これは……」

 リンダが報告書をひったくり、驚愕に目を見開いた。

「スカーレット、これはどういうことなの?!」

 スカーレットは首元を押さえて咳き込み、大粒の涙をこぼした。

「お母さん……私……」

「答えろ!」マーカスが突然怒鳴り声を上げた。「お前、心臓病じゃなかったのか? 今までずっと私たちを騙していたのか?!」

 スカーレットはうつむ...

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