第100章

一時間半後、私は海底迷宮の出口に辿り着いた。

泣き腫らした目をサングラスで隠し、胸の前で腕を組み、頭のてっぺんから爪先まで「私は冷酷な女よ、近寄らないで」というオーラを全身から発散させる。

だが、私がどれほど必死に距離を取ろうとしても、ルカはお構いなしだ。私の氷のような表情など存在しないかのように無視し、返事をしなくても平然と話しかけてくる。

やがて、少し離れた場所からアキとアーサーの呼ぶ声が聞こえてきた。

「ベラ姉さーん!」

「ルカ兄さん!」

「やっと会えた! もう一生あの中で暮らすことになるかと思ったよ!」

アーサーはまだ恐怖が抜けないといった様子で、大袈裟に胸を撫で下ろし...

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